古墳の墳丘の形と大きさはさまざまである。円形の丘だけの円墳、方形だけの方墳、これらを組み合わせた前方後円墳などがある。もっとも多いのは円墳である。弥生時代に多い溝を巡らした墓や中世の塚が、基本的に方形であるのとは対照的である。古墳の規模は、そこに葬られた人の権力など反映し、墳丘の形はヤマト政権との関係を表す序列の様なものといわれている。副葬品の内容や埋葬施設の構造規模などからみると前方後円墳がもっとも上位であり、これに前方後方墳が次ぎ、そして円墳、方墳の順番となる。円墳と方墳の格差は、越後においては円墳である。保内三王山古墳と、これより大きい前方後方墳の山谷古墳との副葬品の差に象徴されている。山谷古墳はガラス玉、管玉などであるのに対し、これより小さい三王山墳には鏡のほか鉄剣、鉄斧がそろっている。こうした墳形による序列は、江戸時代の大名が経済力を示す石高などがある。